日比谷公園ガーデニングショー出展の感想


10月22日〜10月30日に開催された「日比谷公園ガーデニングショー」に出展した。
私の今回の展示の提案は、ガーデニングというものを趣味性の高いマニアックともいえる現状に対して、誰もが気軽にガーデニングを楽しめるものにするためのベランダなどにおけるガーデニングプランターのシステムでした。2種類のサイズのプランターボックスをブロック遊びをするように自由に組み合わせて空間をつくるシステムです。受賞はできませんでしたが、来場者の方の反応は良く、展示品を買いたい!といってくださる方もいらっしゃいました。わたしにとっては、受賞できなくてもそういった声をいただけたのがとても嬉しい展示会となりました。
他の展示は、ほとんどが造園業の会社で、与えられたスペースに造園をするスタイルでした。作り込みもプロの仕事としてお金をとれるレベルに当然ながらなっています。しかし、私は受賞作品を見てもあまり感動できずにいました。なぜだろうと考えていたら、一つの共通点が見えてきました。それは、「ガーデニングの主役がその家の住人ではなく、造園業者のかたの楽しみ或は作品になっているから」ということです。
私は、「ガーデニングの楽しみは、造園業の方に作ってもらうのではなく、自分で作る事にこそ楽しみがある。」という考えをベースにしていますので、それをサポートする物や事を提供するのが私の仕事と考えています。
この事が明快になっただけでも、私にとっては実りある出展となりました。