私のデザインの源泉<私の里山「町内の山の草刈り”でぼけ”の記憶」>

私の生まれ育った地域では、地域の草刈りなど町内で行う共同奉仕作業を
“でぼけ”と呼んでいました。
その“でぼけ”で一番記憶に残っているのが、町内で所有している山の草刈り
です。私がこの山の草刈りに参加したのは中学1年の時でした。
"でぼけ”は、一家に一人の参加ですので、私は父に代わっての参加でした。
ここで、山の草刈りのコツや太い枝を鎌一振りで切り落とす方法などを自然に覚えて行きます。
昼時には、山での食事の仕方なども覚えます。

こうして、地域の大人の仲間に入って行き、父から子へと地域の慣習が引き継がれて行く事になります。