「手を抜かず目の前の仕事にしっかり取り組むと、その先につながる」という事を実感した壁面緑化の仕事



吉祥寺にオープンした店舗の壁面緑化を終えた。
壁面緑化の方法はいろいろな会社がシステム化した商品を販売しているが、今回は工期と予算が厳しすぎたのですべての部材の制作と植栽を私1人で行わなければならなかた。
構造的には、ハンギングバスケットを大きくしたと思ってもらえればよい方法をとった。
数社に見積りを取ったが予算が折り合わず請負ってもらえなかったようで、私のところに連絡が入り作業が開始できる状態になったのがオープンの4日前という今まで経験した事の無かったスケジュールだった。
1人で3m×3mの壁面を緑化するためには、部材の制作に徹夜状態2日間、部材取り付けに1日、植栽に1日。
この間、植物の選定と買付と運搬もすべて1人で行うしか方法は無かった。
結局なんとかカタチにする事ができたがオリジナリティを出すところまで持っていく事ができず、少し悔いが残るが関係者や通りすがりの人々に気に入ってもらえることができた。
今回はいろいろ大変な事があったが私としては、得る事が多い仕事となった。
1つは、壁面緑化の存在感。3m×3mの壁面だが圧倒的に店の印象を付ける存在感を実感することができた。
2つ目は、壁面緑化は見る人みんなを笑顔にする力が有る。ということ
3つ目は、今回の手法が費用の面と自由度の面で、店舗だけでなく個人邸のちょっとしたスペースにも展開できることが分った事。
そして、引き続き行われる2階部分の2期工事の緑化をまかされた事です。
目の前の仕事を1つずつ手を抜く事無く取り組むと、その先につながる事を実感した仕事となった。